赤ちゃんの成長には目を見張るものがあり、その成長に伴って哺乳瓶のサイズも適切に更新していくことが肝心です。
サイズ選びを誤ると、赤ちゃんが必要な栄養素を適切に摂取できないだけでなく、飲む速度が早すぎるという問題が起こることも…。
この記事では、赤ちゃんの成長段階に応じた最適な哺乳瓶サイズの選び方について、具体的かつ実用的なアドバイスを提供します!
哺乳瓶のサイズと種類
哺乳瓶と一言にいっても、そのサイズや種類はさまざま。
まずはボトルとニップルのサイズと種類について詳しく解説していきます。
ボトルのサイズと種類
ボトルのサイズは赤ちゃんの成長段階と密接に関連します。
新生児期には一度に60ml程度しか飲むことができませんが、数ヶ月後にはこの量が増えていきます。
そのため、成長に応じて適切なボトルサイズを選ぶことが重要です。
哺乳瓶は以下のような材質があります。
- ガラス
- プラスチック
- シリコン
- トライタン
ガラスは清潔に保つのが容易ですが、重く割れやすい点がデメリットです。
プラスチックは軽くて丈夫ですが、時間と共に色あせたり傷ついたりする可能性があります。
シリコンは軽量で丈夫、柔らかく、ガラスのように割れる心配がないため、最近注目度が高まっています。
トライタンは樹脂素材です。衝撃や劣化に強く、長持ちするのが大きな魅力です。
ニップルのサイズと種類
ニップルのサイズや種類は、赤ちゃんのミルクの飲みやすさと安全性に直接関わります。
ニップルのサイズは、主に赤ちゃんの年齢と摂食能力によって決まります。新生児には小さな穴のニップルが適しており、成長と共に大きな穴のニップルに移行します。
しかし、大きな穴はミルクが早く出すぎてしまうため、赤ちゃんが窒息しないように注意が必要です。
ニップルの形には以下のような種類があります。
- 標準型
- オーソドンティック型
- 広口型
標準型は一般的な形状で、オーソドンティック型は自然な授乳を模倣した形状をしています。
広口型は口全体でしっかりとしゃぶることができ、自然な授乳に近い飲み心地が魅力です。
↓哺乳瓶の正しい消毒方法
↓哺乳瓶の効率的な乾燥方法
赤ちゃんの月齢別!最適な哺乳瓶のサイズ
ここからは月齢ごとの哺乳瓶のサイズについて解説していきます。
0~3ヶ月の赤ちゃん
新生児から3ヶ月までの赤ちゃんは、一回の食事量が60mlから120ml程度。
そのためこの期間には、新生児用の小さなボトル(120ml以下)が最適です。
また、飲むスピードもゆっくりなので、一気にミルクが出過ぎないようニップルは小さな穴が開いたものを選びましょう。
4~6ヶ月の赤ちゃん
4ヶ月から6ヶ月の赤ちゃんは、ミルクの量が増え、一回あたりの飲食量は約180mlとなります。
このため、ボトルは240mlくらいのものを選ぶと良いでしょう。
ニップルも穴を増やしたもの、もしくは穴が大きめなものに替えるのがおすすめです。
7~12ヶ月の赤ちゃん
7ヶ月から12ヶ月の赤ちゃんは、離乳食スタートに伴いミルクの量は少し減るものの、一度に飲むミルクの量が増えることがあります。
この期間には300ml以上の大きなボトルが適しています。
また、この時期の赤ちゃんは飲む力も強くなり、一気にたくさんの量のミルクを飲めるようになります。
先輩ママパパに聞いたおすすめ哺乳瓶10選
上記のサイズ選びを参考にして、実際に哺乳瓶を選んでいきましょう!
ここからは先輩ママパパのおすすめ哺乳瓶をご紹介します。
それぞれの特徴をわかりやすくまとめたので、赤ちゃんにぴったりな哺乳瓶を選んでみてくださいね。
ピジョン 「母乳実感 哺乳びん」(プラスチック)
母乳実感は、ピジョンの60年以上の研究が生んだ「自然に飲める」を追求した設計の哺乳びんです。
赤ちゃんが生まれながらに持つ自然な口の動きで飲むことができるので、どちらかを嫌がることが少なく、おっぱいと併用しやすい工夫が施されています。
赤ちゃんが元々持っている哺乳の能力をを妨げない、ママのおっぱいを飲む時とできるだけ近い自然な哺乳運動をかなえてくれます。
子供が望むだけ、できるだけ長く母乳育児を続けたいという方にはおすすめです。
特徴 |
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適正月齢 | 3ヵ月~3歳 |
サイズ | 160ml/240ml |
ボトルの素材 | ポリフェニルサルホン(PPSU) |
ニップルの形状 | 丸穴 |
消毒方法 | 煮沸、薬液、電子レンジ |
口コミ |
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コンビ 「テテオ授乳のお手本哺乳びん」(ガラス)
テテオ授乳のお手本哺乳びんは、お出かけにも軽くて便利なスタンダード広口哺乳びんです。
乳首は角度を付け、上下非対称の形にすることで赤ちゃんのお口に含ませるだけで自然に正しい咥え方ができるようになっています。
3つある乳孔は、穴をとても小さくし、少しずつゆっくり飲めるように設計されています。
広口タイプはやや価格が高いのがネックですが、この哺乳瓶なら広口タイプでもお手軽に購入できます。
特徴 |
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適正月齢 | 2ヶ月〜18ヶ月 |
サイズ | 240ml |
ボトルの素材 | ポリプロピレン |
ニップルの形状 | 丸穴 |
消毒方法 | 煮沸、薬液、電子レンジ |
口コミ |
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BSスノー 「ビーンスターク哺乳瓶赤ちゃん思い」(トライタン)
この哺乳びんの素材である樹脂素材「トライタン」は、環境ホルモン「ビスフェノールA」フリーで安心です。
ガラスのように高い透明度、劣化のしにくさが特徴で、軽くて割れにくい使いやすいボトルになっています。
シリコンゴム製の乳首は、咀嚼力が育つクロスカットタイプで、研究をもとに舌や顎の筋肉をしっかり使えるよう設計されており、スムーズな離乳の移行を助けます。
離乳食を不安なくスタートさせたい方におすすめです。
特徴 |
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適正月齢 | 新生児から卒乳まで |
サイズ | 150ml/240ml |
ボトルの素材 | トライタン(飽和ポリエステル樹脂) |
ニップルの形状 | クロスカット |
消毒方法 | 煮沸、薬液 |
口コミ |
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ズーム・ティー「Dr.Betta(ドクターベッタ)哺乳びん」(プラスチック)
角度がついた特徴的な形状のドクターベッタ哺乳びん。
小児科医が考案した独特のカーブが、哺乳びんでの授乳時の姿勢を母乳授乳と同じになるよう設計されています。
頭を起こしたまま授乳することで、赤ちゃんの耳管へのミルクの流れ込みや、誤嚥、吐き戻しを軽減することができます。
サイズ展開、カラー、デザインの豊富さと、専用のお手入れ用品がある点も人気の秘密です。
特徴 |
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適正月齢 | 0か月以上 |
サイズ | 120ml/150ml/200ml/240ml |
ボトルの素材 | ポリプロピレン |
ニップルの形状 | 丸穴 |
消毒方法 | 煮沸、電子レンジ |
口コミ |
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ピジョン 「スリムタイプ哺乳びん」(プラスチック)
耐久性・安全性・使いやすさにすぐれたピジョンのスリムタイプ哺乳びん。
安定が良く転がりにくく、持ちやすい形で、おでかけ先での授乳にも便利なプラスチック製。
ホコリ付着防止のキャップも付いています。
耐久性にすぐれたシリコンゴム製乳首が赤ちゃんの舌の運動に合わせて動き、スムーズな授乳を助けます。
通気孔がミルクの流れをさらにスムーズにし、つぶれやへこみをなくします。
特徴 |
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適正月齢 | 0ヵ月から |
サイズ | 200ml/240ml |
ボトルの素材 | ポリプロピレン |
ニップルの形状 | 丸穴 |
消毒方法 | 煮沸、薬液、電子レンジ |
口コミ |
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ジェクス 「チュチュ広口タイプ哺乳瓶」(プラスチック)
チュチュ広口タイプ哺乳瓶は、よりママのおっぱいに近い哺乳瓶を目指した商品です。
可愛さと実用性を兼ね備えたデザインと赤ちゃんの吸う力に応じてミルクを飲む量がコントロールできる「スーパークロスカット」の乳首など赤ちゃん思いの設計が魅力です。
倒してもこぼれず安全で清潔。
全パーツ日本製のものを使用しているのも安心できるポイントです
特徴 |
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適正月齢 | 0ヵ月から |
サイズ | 160ml/240ml |
ボトルの素材 | PPSU(ポリフェニルサルホン) |
ニップルの形状 | スーパークロスカット |
消毒方法 | 煮沸、薬液、電子レンジ |
口コミ |
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ChuChuBaby(チュチュベビー)「ママカワ 耐熱ガラス製 広口タイプ哺乳びん」
育児を楽しくおしゃれにしてくれるママカワシリーズの哺乳瓶。
ママのおっぱいに近いシリコンゴム製乳首やたおしてもこぼれない広口の使いやすいボトルなど、チュチュベビーの哺乳瓶の機能性の高さはそのままに植物を模したナチュラルでやさしいデザインを施しています。
キャップ・フード付きで持ち運びの際も安心。
透明で汚れや傷が付きにくい耐熱ガラス製のボトルはワイドな広口タイプで調乳、洗浄もラクラク行えます。
特徴 |
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適正月齢 | 0ヵ月から |
サイズ | 160ml/240ml |
ボトルの素材 | ガラス |
ニップルの形状 | クロスカット |
消毒方法 | 煮沸、薬液、電子レンジ |
口コミ |
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MIKIHOUSE(ミキハウス)「ガラスミルクボトル」
子供向けアパレルブランドミキハウスの作った哺乳瓶。
ママのおっぱいの形状に近づけた乳首の設計、柔らかさや広口の耐熱ガラス製の丈夫で使いやすいボトルなど機能面に加えて、アパレルブランドならではの高いデザイン性が魅力です。
親子で楽しみながら授乳タイムを過ごせることでしょう。
また、ほうけい酸ガラス製哺乳瓶を採用することで全ての消毒方法に対応しています。
特徴 |
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適正月齢 | 0ヵ月から卒乳まで |
サイズ | 160ml/240ml |
ボトルの素材 | ガラス |
ニップルの形状 | スーパークロスカット |
消毒方法 | 煮沸、薬液、電子レンジ |
口コミ |
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マグクルーズ「BooBoo マジックベイビーボトル」
この哺乳瓶の最大の特徴は、内容物の温度で哺乳瓶の色が変わる特殊なコーティングです。
中身が高温だと哺乳瓶が透明になり、ちょうど良い温度になると元の色に戻る仕様になっています。
ミルクが適温か見た目でわかるため、温度の確認に自信がない人にはおすすめです。
このシリコンのコーティングは滑り止めや、哺乳瓶が割れた際の飛散防止にも役立ちます。
他メーカーの乳首に付け替えて使えるのも大きなメリットです。
特徴 |
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適正月齢 | 0ヵ月から |
サイズ | 240ml |
ボトルの素材 | ほうけい酸ガラス(内面)、シリコーンゴム(外面) |
ニップルの形状 | 丸穴 |
消毒方法 | 煮沸消毒のみ |
口コミ |
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リッチェル「お出かけミルクボトル」
歯科大学教授、小児歯科医師が共同開発した哺乳瓶です。
正しい舌の位置で哺乳動作ができるよう設計されており、離乳期へのスムーズな移行をサポートしてくれます。
デザインにもこだわっており、使用する人に今しかない素敵な授乳時間を楽しんでもらえるよう、まるで雑貨のような花柄のデザインが施されています。
赤ちゃんが大きくなったら、乳首をステップアップパーツに替えて、ストローマグとして使用できます。
特徴 |
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適正月齢 | 3ヵ月から卒乳まで |
サイズ | 160ml/240ml |
ボトルの素材 | トライタン(飽和ポリエステル樹脂) |
ニップルの形状 | 丸穴 |
消毒方法 | 煮沸、薬液 |
口コミ |
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哺乳瓶のサイズを替えるタイミングは?
哺乳瓶のサイズは上記でご紹介したように、新生児〜3ヶ月、4〜6ヶ月、7〜12ヶ月のタイミングにあわせて替えるのがおすすめです。
一気に哺乳瓶を新しくしてしまうと、赤ちゃんが慣れないためミルクを飲んでくれなくなることも…。
古いものと新しいものを交互に使うなど、徐々に新しい哺乳瓶に慣れてもらって移行していきましょう。
ニップルだけを替えてもOK!
哺乳瓶のサイズを変えるとき、必ずしもボトル全体を新しくする必要はありません。
ニップル部分だけを替えることも可能です!
赤ちゃんの成長と共に、吸う力が強くなるため、ニップルの穴の大きさや形状を調整することが求められます。
まとめ
今回は、哺乳瓶のサイズと選び方について詳しくご紹介しました!
哺乳瓶は赤ちゃんの成長にあわせてサイズを変えていきます。
月齢、飲むスピード、飲む量にあった哺乳瓶を選ぶことで赤ちゃんにとっても、ママパパにとっても快適な授乳時間にすることができますよ。
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